管理人:「こんな〜苦手です」アンケート 第11位は「あらすじがない」でした。
これは18票、2.1%の得票率でした。
このご意見について、みなさんのお考えをどうぞ。
投票者のコメントはこちら。
作家A:あらすじがなかったら、読もうと思わないですね。
でも個人的に前情報を与えられるのは好きじゃないので、内容は最低限に留めてほしいです。
だから自分があらすじを書く場合も、とても短くなってしまいます。
作家B:苦手とまでは思わないので、この意見が11位ってちょっと驚き。
でも確かに簡単な話の雰囲気は知りたいのである方が嬉しいかな。
私も作家Aさんと同じく、短めがいい。たとえば本の帯についてるような短くて、でもそそられるようなあらすじが書けると嬉しいですね。
作家C:あらすじって本当に難しいと思います。
内容の核心に触れないように、展開がばれないように書かないと意味がないけど、それじゃあ、ただ、扇情的な言葉を並べただけの物になってしまったりします。
あらすじを読んで、期待して、本編を読んで、「大したことないじゃん。」「仰々しい前置きは何だったわけ?」と、虚しくなった経験は皆さんもお有りでしょう。
私は前情報としての「あらすじ」は必要ないと思います。だって、当てにならないもの。
前情報から想像していた物と実際の中身って、殆どの場合に於いて違いますから。
何故こういった事態になるのかというと、著者と読み手の感性の違いがあるからではないでしょうか?
それは仕方のないこと。だから、私は「あらすじ、要らない」派です。
作家D:作家Cさん、すごい、共感しました。その通りです。
素晴らしい煽りに惹かれて読みに行って、期待はずれだった小説、たくさんあります。
でも自サイトならともかく、検索エンジンに作品を登録する時には、どうしても紹介文が必要なのですよね。
煽らないように、でも興味を持っていただけるように、どうしたらいいのやら。
本文から気になる一文を抜き出す。印象的な台詞とか。
作品の「空気」を上手に伝えられるといいのですが…。
作家E:煽り文句は書きたくないです。
自分も、煽り文句な紹介文のサイトや小説には読みに行かないし。
「泣けます!」なんて自分で言っちゃうのも気持ち悪くて。
キーワード的なものだけにとどめてます。
作家F:作家Eさん、キーワード的な物に留めているとのことですが、「泣き」という言葉は、執筆者が読者に対して、「泣け」と命令しているのと同じですよ。
何をどう感じようが、それは読者の感性、読む側の自由なんじゃないですか?
読む側を自由にさせて上げるのも、執筆側の務めではないですか?
皆さんは、どう思いますか?
作家G:作家Fさん、作家Eさんではないんですが、ひとこと。
「泣き」というキーワードをお使いになる方には出逢ったことがありませんが、「切ない」と言うのなら各種検索エンジンにも項目があります。
「切ない」と言う言葉から連想する物は「泣き」までは行かないものの、それに近い要素ですね。
私自身は「泣け」とは書いていないつもりですが、読者からは「泣きました」「うるうるしました」等の感想の多い小説書きです。もちろん「切ない」には登録します。
「泣き」系作品を書く立場から言わせていただくと、世の中には「らぶらぶあまあま」と呼ばれる系統がお好きな方がとても多いです。特にこちらは恋愛小説を扱っている同盟ですから、特にその傾向が強いように思えます。
そう言う方はウチの作品など好きじゃないと思うんですよね。
間違えて読んでしまったら、嫌な気分になるかも知れません。時間の無駄ですし。
そう言う方に「足止め」の形で作品の傾向がある程度分かるようにするのも大切なのではないでしょうか?
まあ、オンライン作家の端くれとしては「切ない」「泣き」等の言葉を使わず、それらしいことを匂わせることが出来なくてはな、と思いますが。
作家H:他の項目にも共通することですが、どういう人に読んでもらいたい作品かを考えれば、おのずとあらすじの扱いも決まってくるのではと思います。
すべての人に受け入れられる作品なんて、そうそうないものと思うから。
「あらすじがないと読みたくない」という人に読んでもらいたいんだったら、懇切丁寧なものを用意すればいい。
「題名だけで想像して楽しんでほしい」と思うのだったら貫けばいい。そういう作品を求める人が読んでくれると思うから。
作家I:まあ、自分で「泣けます」と言われると引くのはわからないでもないけど…。
でもあとがきとか、日記とかで主人公とシンクロしちゃって泣いたとくらいなら別に…いいとは思うけど。
キーワードでせつない、とかは全然問題ないと思いますよ。
あらすじは…ある方が親切とは思います。
シンプルに、おおげさでなく、でも的確に。難しいですね。
作家J:検索サイトに登録するときには結構重要な要素なので、難しいなと思ってます。
煽り文句というか、人の目を引く文章を僅かの文字数で表現しなければなりませんからね。
とはいえ、今書いているものが伏線が多くて、とにかく読んでみて下さい、としか言えないので、あまりあらすじは書きたくないのが本音ですが…。
作家K: 作家Jさんに同感です。
俺のも伏線が多いので粗筋は書きづらいです。
そうするとやっぱり話の雰囲気だけを紹介文に書く事になるかなあ。
主役の紹介文みたくなっちゃうのが嫌なんですよね。
読者さんが読むかどうかの判別をするための「文」ってのは、俺もあったほうがいいと思います。親切かな、と。読者さんにも喜ばれそう。
けど、どういうとこで判断されているかってのが人によるんで、
どういう文章がどういうひとに喜ばれるか、考えるのが難しいってとこですかね〜。
作家L:短編のあらすじは、ほとんどネタバレになるようなあらすじしか書けません。
長編の場合は、さわりの部分の人物紹介程度にとどめます。
自分も、さらりと読み流すものでなく、読んだ人の心に何か残したいという狙いはありますが、感じ方は人それぞれなので、あえて主観による「切ない、悲しい、ほのぼの、さわやか、心あたたまる、ドラマチック」などの形容詞は紹介文では使いません。
使うと何だか気恥ずかしいし、そういう言葉を使って紹介してある小説も読んで違ったら嫌だなと思ってしまいます。
作家M:とりあえず、ファンタジーなのかミステリなのか現代ものなのか、ファンタジーなら西洋風か東洋風か現代か未来か、かたい話なのか少女小説チックなのかコメディなのか不条理なのか、そういう情報はほしいかな。
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